【水星の魔女】スレミオは本編中どこまで関係が進んだのか13話-17話

概要

【水星の魔女】スレミオは本編中どこまで関係が進んだのか1-7話
【水星の魔女】スレミオは本編中どこまで関係が進んだのか8-12話
の続きです。
スレミオの最終話までの解釈に自分の中で決着をつけないと(スレミオ考察が見たすぎて)日常生活に支障が出るので今これを書いています。
シーズン2からはミオリネの出番少ないし平日でも結構書けるやろと思ったのですが、シーズン1よりエピソードが重くてあまり進みませんでした。

※『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のネタバレしかないと思うのでその辺はよろしくお願いします。
※アマプラ放送版を見て書いているので、BD修正や小説版の刊行があれば更新するかもしれません。
※すべて個人の感想です、よろしくお願いします。

13話

1.連戦とホルダーの決闘義務
スレッタ「約束したんです、ミオリネさんの誕生日まで私、負けません!」
そういえば2週間に一度の決闘義務とかありましたね。
さっき計算したらスレッタがホルダーになってから告白までだいたい3ヶ月ぐらいでした。色々ありましたもんね。

スレッタ「ふう、勝ちましたよ、ミオリネさん」
対戦表によると9人相手にして、決闘場内ディスプレイによると7勝目みたいですがわりと余裕そうですね。どれだけ強いんだ。
スレッタが妙に強いので日常的にGUNDフォーマット経由でエアリアルを動かしてると筋肉の負荷が高かったりするんだろうなと勝手に思っています。
18話で瓦礫持ち上げてるし、米俵一俵(60kg)は当時の男女が普通に持ち上げられる重さと聞いているので、水星の田舎に住んでいてしょっちゅうレスキュー活動してたスレッタなら、現代アスティカシア学生よりはそこそこ強そうですね。

オジェロ「あいつ、ミオリネ助けるためにプラントの外出たんだよな」
オジェロ「びびんだろ、普通」
このあたりの普通にしているスレッタを見ていると殺人がたいしたことないような振る舞いをしていてなかなかおもしろいですね。

2.昏睡状態のデリング
ミオリネ「いつまで寝る気よ、クソオヤジ」
昏睡状態のデリングに悪態をつくミオリネ。
このシーン重要ですよね。22話までデリングは目を覚まさないので12話終盤から22話前半までのスレッタやミオリネの行動は22話後半まで一切デリングには伝わらないわけです。
全話見た後だと、ここでデリングが昏睡状態になっていたのは非常にいいタイミングだったのではと思います。
昏睡してなかったらデリングの目の前で起こるであろう12話Cパートの殺人はかなり言い訳し辛いですよね。22話後半で目を覚ましたのもそこまでのスレミオの経緯を考えると絶妙なタイミングなんですよね。

3.温室でプロスペラと電話するスレッタ
プロスペラ「ミオリネさんの参考人聴取は、まだしばらくかかるわ、連絡とれるのはしばらく先ね」
プロスペラ「お母さんも許可がないと通話できないの」
ミオリネは軟禁状態だったようですが、PTSDとか出てたんでしょうか。
お嬢様もお休みくださいみたいなこと言われてたので、眠れなかったのでは? とは思いますが。
あの殺風景な空間で圧殺の恐怖との折り合いつけるの辛そうですね。

スレッタ「メール、見てくれてるかな」
プロスペラ「プラントでのこと、まだ気にしてる?」
告白の時に言われたメールちゃんと送っててえらいですね。帰ってすぐ送ったんですかね。
どこかの回でスレッタが送ったメールが見られますが、日記みたいな文面なのでもしリアルタイムで読んでたらミオリネのダメージ大きかったのでは。

スレッタ「あのとき、もっといい方法あったのかなって」
プロスペラ「あなたたちが助けに行かなければ、ミオリネさんと総帥は死んでいたかもしれない」
プロスペラ「スレッタは正しいことをした」
スレッタ「そうだよね、お母さんが言うんだから間違ってないよね」
プロスペラの言葉を言い聞かせてるときのスレッタ目を見開いている気がしますね。

ニカ「すごいねスレッタは、この間もそう、ミオリネ助けるためにエアリアルに乗って、あたしなら怖くてできないよ」
スレッタ「わたしも震え、止まらなかったです、でも、お母さんが一緒だったから」
この辺も、途中まで辛そうなのにお母さんの話をすると目を開くので、大丈夫なんかなスレッタ…ってなりますね。
ミオリネよりプロスペラの存在のほうが大きい描写が続いていますね。いい伏線ですね。

4.ソフィとノレアの入寮希望
エラン5号「寂しいなあ、同じ会社の仲間だろう、プラントには誘ってもらえなかったけど」
ミオリネはなんでエラン5号をプラントクエタに誘わなかったんでしょうか?
11話前半でスレッタが「ミオリネさんがいるから」とデート断ったことをなんだかんだ覚えてたんでしょうか?

11話の該当のシーンを見返すとミオリネの動きあまりないっていえばないですね。口調的に「デートして良いよ」はレンブラン語ではなさそうと思ったけど違うのか?
「今日からエラン復学→温室行く最中にエランと会う→エランと会った?→ミオリネさんがいるから断りました→いいよ、デートして」 の流れなので、温室寄ったエランと会った感じなのかなと思ったんですが。まてよ。

「エラン復学→温室付近でミオリネと雇用契約の確認(スレッタ、エランのこと好きだしあとで声かけようかな)→エラン帰る→すぐスレッタが来る→エランと会った?」 なのかな。それで「ミオリネさんがいるからデート断りました→いいよ、デートして→スレッタもプラントクエタに来てよ→(私を優先してエランのデート断ったらしいし、エランにはプラント行き声掛けなくていいか)」 の流れなのかな、そんな感じがしてきましたね。

スレッタがエランのことまだ好きだったら誘ってたと思うんですよね、6話以降に会えなくて心配していたスレッタを見てたはずなので。(7話で一瞬会ってたことを踏まえても、ミオリネの認識はあんまり変わっていないはず)
「(スレッタは私のこと好きみたいだから)デートしていいよ」ってことなんですかね…。レンブラン語難しくないですか? これが正妻の余裕ってやつか。

14話

1.ミオリネにクワイエット・ゼロを引き継がせるプロスペラ
プロスペラ「創案者がノートレット・レンブランだったとしても?」
プロスペラ「私は総裁に協力すると決めたわ、だからスレッタを編入させて決闘に参加させた」
見るの4回目なのにこの設定完全に忘れてましたね。何も覚えてませんね。過去記事でも言及してたと思うので、5回目見たときにでも更新しようと思います。

レプリチャイルドの作り方よくわかんないですが、スレッタが生まれるまでの間(4年ぐらい)にエリクトの複製11人だかいたみたいなので、ノートレットがミオリネ妊娠したタイミングでスレッタ作ったんだろうなという気分になりました。
(ひどく簡単に人間作れそうな世界ですが、この世界まだ自然人が存在するんですかね?)
ミオリネと会うためにスレッタが生まれたというとちょっと聞こえがいいですね(せやろか)。

そうなると、デリングがミオリネを退学させようとしたのは、より安全なところに移動させようとしたのか、単にけしかけたのか微妙なところですが1話のデリングの雰囲気だと安全なところへ移動させようとしただけな気もします。
ミオリネを女友達(ユーシュラー)と引き離しているので意図的にできる気もしてきましたが、被害者の娘のためにそこまでするメリット皆無だと思うので、単に気に入らなかったのかな。

ミオリネ「あんた、やっぱりスレッタを!」
あんなことがあったあとなのにスレッタのために声を荒げるミオリネ。
この辺でスレッタとプロスペラの違和感のある関係を察してそうですね。
それにしてもこのエピソードのミオリネ、全体的に華奢なのに存在感があっていいですね。

プロスペラ「アスティカシア学園は、エアリアルの最適化にベストな環境だった。順調だったわ、プラントが襲撃されるまでは」
プロスペラにとっては順調なんだ…。
ここまでミオリネがスレッタにぞっこんになると想定してすべての計画を立ててたならミオリネの性癖と性格を把握され過ぎではないですか? プライベートあるのかな…。
でも元ネタと聞いているテンペストがそう(自分の娘を仇の息子にけしかけて恋させる)だったのでそうだったのかもなあ。
とはいえ私の今の感覚ではそこまで把握してないほうが面白いよなとは思っているので今回はそこまで想像してない(スレミオが勝手に恋に落ちた)想定で楽しもうと思います。
スレッタとかミオリネの話すら聞かないって序盤で有名だしそこまでできるわけないですよね。
スレミオ簡単に操れるならプロスペラはクワイエット・ゼロでこんなに苦労してないですしね。水星の魔女の犯人劇場が見たい。

2.温室の前でニカと話すスレッタ

ニカ「私はスレッタを自分に重ねてただけ」
このシーンの温室が扉しまってるのが気になってます。
エピソード的に開いてると演出がおかしい気はしなくもないですが。
温室でのトマトの栽培方法が知りたくなってきた。

3.ソフィから決闘にかけるものを聞かれるスレッタ
スレッタ「ごめんなさい、私、お嫁さん、いますから」
ソフィ「お嫁さん?」
スレッタ「ミオリネさんと約束したんです」
スレッタ「そばにいるって、決闘も負けないって」
スレッタ「だから決闘、私が勝ちます」
当然のように勝つ気でいるのにわりと普通なのちょっと怖さがありますね。
でも、スレッタからすると好きな人に拒絶されて2週間程度経っているしメールの返事もないし自分自身もいろいろあってこんな態度でしかいられないのかもしれないですね。

ソフィ「そっか、ミオリネがお姉ちゃんを閉じ込めてんだね」
スレッタ「えっ?」
ソフィ「ミオリネ殺したらあのときのお姉ちゃんにまた会えるかな」
ミオリネ殺したらにもあまり動揺してないみたいに見えるんですよねここ。このへんのスレッタどういう心境なのか初回で見ててもよくわからなかったけど(それはそう)4回目見てもよくわからないですね。
ミオリネはともかく、あのときのお姉ちゃんに反応して気を取られているだけなのかもしれませんね。

スレッタ「あのときの私ってなんだろう、ミオリネさんを殺すって…、あっ、そうだよね、勝ったらニカさんを助けられる」
ミオリネに拒絶されたから不安なのか。このときのエリクトの副音声ください。切実に。

4.ランブルリング

ソフィ「私を好きでいてくれる家族」
スレッタ「おかしいです、人を殺してまでそんなの」
ここで血の付いたミオリネのカットが入って戸惑うのほんといいですね。スレッタはある意味、私を好きでいてくれるミオリネ/プロスペラのために、同じことしてますもんね。

ソフィ「スレッタお姉ちゃんにもあるんでしょ、欲しいもの、勝ち取りたいもの、それって花嫁? ミオリネって女? そいつのために人殺しの道具に乗ってるわけ?」
12話では結局そういう事態になってましたね。

ソフィ「ミオリネも学校も、みーんな壊して家族にしてあげるね、お姉ちゃん」
このタイミングでパーメットスコア上がるんですね。戦闘中にミオリネの話されるとパーメットスコア上がってませんか? 気のせいかな。

このあとのプロスペラの教えと矛盾した感情でぐちゃぐちゃになっているスレッタ良いと思います。

15話

この回、暴力シーン多くてヤクザ映画の緊張感にありますね。暴力はスレミオとはあまり関係なかったと思うので省略します。

1.デリングを誘拐したシャディク
シャディク「ベネリットグループの資産をすべて地球に売り払えばいいんですよ」
24話で叶うやつ。
資産売り払うのってどっちの提案だったんでしょうか。この提案がミオリネから出てきたからシャディクが全部の罪を被ったのかなってたまに思うときがありますね。
そこまで自分のこと理解してくれてた子のためならデリングとプロスペラの罪まで被ってでも一番幸せになれる人と幸せになってほしいと思うかもしれないな…。

2.ラジャンにクワイエット・ゼロの話を聞くミオリネ
ミオリネ「教えてもらいたことがあるの、クワイエット・ゼロって、何?」
そういやクワイエットゼロって両家の親どころかミオリネ以外の全員が揃って関わってるんでしたね。
さすがのミオリネも調べずにはいられないか。

ラジャン「植生エンジニアでもあられたノートレット様は」
そういやそうでしたね。遺伝子工学とかもしてたのかな。
どこでプロスペラに会ったのかだいぶ気になっていますが、デリングが「今は私の計画だ」とか言っていたので以前から会ってたのかな。
タイミングだけ気になります。

ラジャン「その提唱に賛同した1人がデリング・レンブラン、あなたのお父上です」
ミオリネ「ずっとクソおやじの政略結婚だと思ってた」
恋愛結婚ってことでいいんですかねそれは。ご両親、仲悪そうに見えたんですかね。
これだけ多忙だと仲悪そうにしか見えなかったんでしょうね。

ミオリネ「ガンダム狩りはそれが理由?」
ガンダム刈りの話ミオリネの前であまりしてなかった気がするんですが、両家の親が加害者と被害者の関係だとしにくそうですね。
プロスペラはミオリネをコマだと思っていそうなので話していましたが。

ラジャン「それでも、ノートレット様の草案は総裁にとって、希望でした。事故で失われるまでは」
敵や造反は後を絶たなかったらしいので、このへんを考慮に入れるとデリングが作り出したミオリネを取り巻く環境の解像度が上がりそうですね。
あまりミオリネを可愛がると誘拐とかされそうですしね。自分が殺されたときもあまり悲しまないように突き放し気味で育ててたりしたのかな。
13話の会話のことを考えると二人でどこかのプラントにいたときに事故にあってデリングだけ帰ってきてそうですね。

ミオリネ「ようやくわかってきたわ、クソおやじが花嫁ゲームを仕組んだ理由」
ミオリネ「力のある人間に嫁がせればいちばん安全だとでも考えたんでしょう」
ミオリネ「クワイエット・ゼロのカモフラージュも含めてね」
この辺を見て2話でスレッタが勝つとは思ってなかったし、しかもホルダー維持するほど強いと思ってなかったし、ましてやミオリネがスレッタを好きになるとおもってなかったんだろうなとなりました。

16話

1.軟禁が解かれるミオリネ
ミオリネ「株式会社ガンダムの疑いは晴れたってわけ?」
生徒手帳がようやく返却されているのが味わい深いですね。

ラウダ「喜べよ、これでもう決闘ゲームの賞品にならなくて済む」
ミオリネ「どうでもいいわ、そんなこと」
スレッタのメール毎日3通届いてますね。スレッタ以外からメール来なかったのかフィルタしてるのか。

メール文面はだいたい下記のような感じでした。
今日
・収穫は3xxxx
・xxxxで頑張った。
・おはようございます
昨日
・あなたの部屋を掃除しました
・ペチュニアの花
・おはようございます
2日前
・xxxxのために一生懸命勉強しています。
・Tixxxxのお世話をしました

どっちに対してのどうでもいいわ、そんなことなのかわからないけど何パターンか解釈できそうです。
1.決闘の賞品にならなくていいことがどうでもいい
2.メールの内容が知りたいことではない
3.他の事が気になってそれどころじゃない
メール見て結構険しい顔しているのと、今までの話を踏まえて2週間後にこのメールもらうと、メールを1日3回送ってが律儀に守られているのを見て、11話の約束で縛るのは良くなかったかもしれないと考えていそうですね。

「プラント、あんたも来てよ」→「私から逃げないで」→「メールは1日3回送って」→「助けに来たよ、ミオリネさん」→(普通に学園生活送ってそうなメール)→「だからスレッタを編入させて決闘に参加させた」→(今にも自分と両親とのつながりも切れそう)

ですからね。3の意味でどうでもいいわそんなこととなりそう。クワイエットゼロを実行するためにスレッタを操っているプロスペラのことを考えるとタスク多すぎますね。
演出のこと考えると3に2が重なってそうかな…わからん、多分全部です全部。この時点までの経緯を考えると複雑な感情にしかならないですね。

2.決闘委員会ラウンジにいるセセリアとロウジ
セセリア「もうすぐお姫様の誕生日でしょ、誰が花婿になるかぐらい、見届けようかなってさ」
今まで2回あった誕生日がことごとく暗いですね。フラグだ。2回言及されたことは3回目ありますからね。

ミオリネの誕生日のたびに17話のイベントを思い出して落ち込むスレッタとのスレミオください。
そういえばミオリネの17歳の誕生日を17話でやるんですね。

3.帰ってきたミオリネ
ミオリネ、冒頭から暴行の気配を察してビデオに収めるの強いですね。難しくないですか。めちゃ冷静ですね。

ミオリネ「どういたしまして」
ミオリネって自分がしたことが誰かの役に立ってると感じると笑うんですね。すごい変化ですね。
9話での「遊びじゃないって」のときの笑顔も、スレッタの「会社、部活みたいで楽しいです」にかかってたのかな。

スレッタ「あの、温室、見て…、ほしい…です」
でだんだん声が小さくなっていくスレッタ。好きです。プラントクエタで拒絶されたので不安になってそうですね。
一瞬、おそらく会社の雑務をどうするか迷っているミオリネ。ミオリネは会社も大事だけどスレッタ優先なんですよね。

ミオリネ「行くんでしょ」
スレッタが横を通り過ぎるミオリネに視線をやるシーン、自信がなさそうで結構好きです。
個人的に片思いしてるみたいな絵だなと思います。

プロスペラ「そっか、それじゃあ案内するね」
久々に会ったミオリネよりプロスペラを優先しようとするスレッタ。
スレッタは相変わらずプロスペラ優先ですね。プロスペラの壁高いな。

プロスペラ「ミオリネさんと行くんでしょう? 花嫁さんは大事にしなくちゃ」
ミオリネ「行くわよ」
行くんでしょと行くわよの声色の温度差でミオリネが不機嫌なのわかるのが面白いです。
プロスペラに言われてからミオリネを優先するのはまあ不機嫌になっても仕方ないなとは思います。

4.温室
約束の話が淡々としてて好きです。

スレッタ「ミオリネさん怒ってますか?」
ミオリネ「えっ?」
このセリフなんかかなり意外そうというか、戸惑ってますよね。
12話Cのイベントは怒ってますかで済ませられるものではないので、この後を踏まえると自分が怒ると捉えられる対象がなんなのか一瞬わからなかったのかなと思います。

ミオリネ「なのにあのとき、酷いことを言った」
ミオリネ「ごめんって謝りたかった」
ミオリネ「ありがとうって言うべきだった」
スレッタに謝りたくて落ち込んでたのもあるのかな。ミオリネって悩むと食事も睡眠も取れないタイプみたいですね。
声色が今にも泣きそうで相当後悔してそう。

スレッタ「あの時逃げずに戦ったから、ミオリネさんを、地球寮のみんなも守ることができました」
声の明るさからして、出来事を捉える重さがだいぶ違うのと、ミオリネの指が一瞬手を出しそうにこわばってるところ、指を握り込んで隠してしまうところが気分悪くなれていいですね。
なにかに耐えて本心を隠していますね。

ミオリネ「人を、ぺしゃって殺しちゃって」
手が震えてて好き。やっぱ思い出すと怖いんだろうな。
この辺のミオリネはずっと本音で喋ってますね。「正しくても笑っちゃいけないよ」のあたりは声がだいぶ悲痛でいいですね。
わかって欲しいですよね、今まで教えられていることがどんなに異常なのか。
異常な計画のコマにされていて、実践ですら戦えるような教育になってしまってますしね。

ミオリネ「お母さんが言ったら、あんた、何でもやるの?」
このあたりはスレッタが一番不気味なシーンで好きですね。ミオリネの気持ちもわかる。
トマトを見る感じ、ミオリネはスレッタのことを思って言ってるけど、スレッタは下半分ぐらい赤いトマトなんですよね。あんまりわかってなそうでいいですね。
全部緑ではないのでまだ救いがあります。
でもなんだろう、本心隠してはいそうです。「ガンダムで人を殺すの?」 と聞かれてちゃんと悩んでますからね。
でも視聴者としてはやばいやつだなと思います。

スレッタ「はい」
スレッタ「お母さんの言ったとおりにしたから学校に行けました」
スレッタ「友達もできました」
スレッタ「ミオリネさんにも会えました」
自分の名前を出されて何か言おうとして言えなくなるミオリネが悲痛で好きです。実際のところスレッタと会えたのもプロスペラの計画って本人から聞いてますもんね。

個人的にこの返答シーンを見てるとスレッタは諦めてるみたいに見えるんですよね。
なにかあきらめてこういう判断を下しているように見えます。
お母さんはいつも正しいからこういう判断を考えて下しているんですかね。
なんか縛られているみたいでいいですね。どういう親子関係構築してきたのか…。
スレッタは2話でスプーンの扱いおかしい節があるので気になってはいます。

ミオリネが立ち去ったあと、追いかけずに視線を落とすスレッタ見てると、明らかに自分がまずいこと言った自覚ありそうですね。

なぜスレッタはミオリネに、エラン4,5号やグエルの時みたいにわかりやすい感情を出さないのか気になっています。
スレッタがどれぐらいミオリネが好きかはあまり出てこないですよね。
12話Cパートで「締まらないなあ」とか言っていたので、ミオリネにはかっこいい自分を見てもらいたかったりするのかな。
花婿ですもんね。花婿ですからって言っているときのスレッタはだいたいかっこいいですね。

ゆりかごの星を見ていると結構落ち着いて物事を判断できそうだったので、あっちが素のスレッタなのかとも思います。
ミオリネ相手だと自然体になれて(喧嘩してたし、他のキャラへの態度とはちょっと違う)大切で好きなら、下手に言葉にできなくて、ああなるのであればわりと納得できます。

5.スレッタの解放を求めるミオリネ
ミオリネ「操り人形にしてるのはそっちでしょう!?」
即プロスペラに文句言いに行くの行動力強いですね。
ミオリネはあの流れでスレッタは本来そういう(殺人を肯定するような)人間じゃない、何かがおかしいという強い確信を持っていそうです。
ミオリネの中のスレッタはどういう存在なんでしょうか?

「スレッタを復讐に巻き込まないで」→「健気な花嫁様ね、じゃあ協力してくれる?」の流れで、実質身を挺してスレッタを守ることになります。
しかし、ここまでしてきた相手と23話あたりで「家族になるんだから」とか言えるの、何があったらそうなるんですかね、23話の時点で最終的に絶対にスレッタと結婚する気なんですよね、みんなの前で宣言してますしね。

あの22話の1回の逢瀬でここまで変わってるのって、この時点で本気で好きだし結婚したいと思っていないと起きないのでは?
プラントクエタが襲撃されてなければミオリネの17歳の誕生日にスレッタからのプロポーズを受けるんだろうし、この時点でどちらも結婚の意志固めてそうですね。

そういえばミオリネ、3話あたりで結婚は17歳までおあずけとか言ってましたもんね。あのタイミングでのおあずけって単語、あの時点でスレッタと結婚したいと思っていないと出てこない言葉だと思うんですが。

17話

1.総裁を目指すミオリネ
売り言葉に買い言葉のような形で地獄への道を選ばされるミオリネ。
このへん結構好きです。恋人を人質にとられて犯人の要求を聞くみたいなことしてて怖くなりますね。

しかし。これ、プロスペラの交換条件を受ける以外の対応策って何があったんでしょうか?
この時点でプロスペラを殴って3年ほど昏睡状態にしておけば全部解決しそうですね。クワイエット・ゼロとベネリットグループはいずれシャディクに解体されると思います。
24話まで進んだところで、結局デリング、ノートレットの夢は叶ってないし、小姑はどうせエアリアルにいるしそんな問題でもないような…。
スレッタが更にアスティカシアで活躍してパーメットスコア上げ続ければ3年生のときとかにいずれ取り出せたのかも?
ミオリネはまともなので茨の道を進んでますね。

プロスペラ「でもあの子、大人しくエアリアルを降りてくれるかしら」
この発言のせいで17話が重くなったんじゃないかなって。
スレッタが自分とエアリアルから一番離れてくれる(嫌いになってくれる)方法をミオリネが取った結果になってしまったというか。
ミオリネってスレッタが自分から離れても傷つかないでやっていけると思っているんですね。本当に自分のわがままでスレッタと一緒にいたと思ってるのか。
なんならスレッタがそれほど自分のこと好きじゃないと思ってるんだろうな。あからさまにプロスペラのほうが大事ですもんね。
それでも守ろうとするミオリネ、どれだけスレッタが大事なのか想像つかなくなってきましたね。

いやでも、ここまですれば絶対に離れてくれるって思ってしまえる時点でこの二人両想いなんじゃ…。

2.スレッタと登校するミオリネ
起床シーン、ちゃんと部屋片付いてますね。なんかミオリネ、シャツで寝てますけど、着替えられないぐらい辛いのか。

スレッタ「さっききたところ、…です」
絶対ずっとミオリネが起きるのを待っていた動きしてますね。先に待ち合わせ場所に来た恋人か??
前日にあんな別れ方して朝から出迎えられるスレッタの心臓どうなってるんですかね。
と思ったけどスレッタの「昨日で一週間経ちましたから」発言からすると3日経ってそうですね。2日もこんな思い悩んでるミオリネとちょっとテンション高いスレッタを見てると精神削れそう。
土日挟んでるのかな。部屋は今日あたりに掃除しそうですね。

ミオリネ「あんたさ、私がエアリアル捨てなさいっていったらどうする?」
スレッタの返答が、相手の反応を伺うような言い方だったので、まだ母親優先描写なのかとも思います。水星でレスキューしてたときからの相棒だししょうがないですね。
直前で前回の「殺します」的な言動を謝罪した意味があまりない会話なので地獄への道を感じます。

ここでスレッタが捨てますって言えたらミオリネってどう反応したんでしょうか? 気になるな…。総裁の座は必要なので八百長試合で負けることにはなりそうですね。
対外アピールのために「さようなら、水星のおのぼりさん」が言えなくてつらい思いをするミオリネが見れそう。

スレッタ「やりたいことリスト、お友達の誕生日を祝う、やってみたくて」
ミオリネがお友達のあたりで視線を前に戻すの、なんかお友達って言われたことを気にしている感じで好きです。

スレッタ「それに、ミオリネさんが17歳になったら、私達」
ミオリネ「考えとく」
私のことは友達としてしか見てないのに、スレッタは素直だから、約束を守ろうとしてくれている。とか思っていたらだいぶ辛いですね。
大切だし、このまま結婚したいと思ってたのは自分だけだったのかな、みたいな。
スレッタがホルダーであり続けて結果的にプロスペラの計画通りになってしまったのは自分のせいかもしれないとか考え始めると眠れなくなりそう。

3.温室
スレッタ「はあ…」
なんでため息ついてるんですかね、捨てますって言えなかったことを気にしてるんですかね。
温室にミオリネが来たと思って一瞬はしゃぐところ好きです。

グエルに助けてもらうスレッタの構図と、そのあとのスレッタの反応を見ていると、これぐらいのインパクトが1話のミオリネにあったのかなと考えられて楽しいですね。
そういえばサラッと5号とのフラグも折ってますね。グエルのもですが。サンキュー水星の魔女。丁寧だなほんと。

スレッタ「今、大切な人がいるんです」
ここまでの温度差(友情-プロスペラ優先-花嫁)を踏まえて大切な人がいるという話が出てくると、自分のことではあるんだろうけど、ミオリネとしては何を信じていいのかわからなくなりそうですね。
視聴者の私としても、スレッタがミオリネのことどれぐらい大事なのかここまでの経緯ではさほどわかんないんですよね。ましてや直近までで軟禁されてたミオリネがわかるわけないよなという気分になります。

4.スレッタから花嫁を取り戻して
ミオリネ「提案があるの」
水耕栽培の葉をつつくミオリネ、確か1話(トマトの話)と4話(メカニックとスポッターを一人でやる)でも葉っぱ触ってましたね。
怖いんですかね、これやってる時って。表情から察せそうですが、まだわかりません。本心を話してるって意味では本心話してますね。

ミオリネはなぜ婚約者になる提案をしたのか?
ミオリネはちょうど今日で17歳なので、別に(政略)結婚とかでもいいはずですが、あえて婚約者にしたのはなぜなんでしょうか?
総裁選に負けたら別にグエルと行動する意味もないので頷けなくもないですが、対外アピールは弱いですよね。(婚約しないのと比べれば強いですが)
18話でのシャディクの会話を見ているとシャディク側は婚約を結婚と同列に扱っている感じはします。

とはいえ、ミオリネの心情に立つと、婚約者になってからずっと一緒にいて、行動に影響を与えて、告白もし、おそらく自分を大切な人のうちの一人だと思ってくれているスレッタを、相手のために切り捨てるとはいえ、結婚はとっておきたいんだろうなと思っています。
スレッタと結婚するときのために結婚は取っておきたいんですよ。ミオリネは。
ミオリネ、スレッタと赤い糸で繋がってるかもしれないから赤い導線は切らないタイプのような気がしてきました。

5.決闘宣誓のあと
ミオリネ「ごめん、スレッタのこと、本気で好きだったんでしょう?」
ミオリネさん、相手の心情を推し量って謝れるようになったんですね。

ミオリネ「あの子には幸せになってほしいの」
自分がいなくてもスレッタは幸せになれるだけの仲間に恵まれていると思っているミオリネ。
ご自分の存在の大きさを認識してほしいですね。

6.決闘前
スレッタ「ミオリネさんが勝利のお守りにって」
このセリフ、ミオリネがどんな態度で言ってたのかすごく気になります。いつもと違う態度だといいけどな。(嫌な予感は感じられそうなので)
クールホッツがアイコンになってるのってミオリネのオーダーですよね。すげーえぐってきますね。よくスレッタことわかってますね。

プロスペラ「本当にいいの? あの子、張り切ってたけど」
怒気を孕んだ「あんたがそれ言う?」とても好きです。嫌なんだろうな…。ずっと険しい顔してますね。

7.決闘
プロスペラ「デリングの娘、喜んでたわ」
アプリの画面を見るとリモートで電源切るシステムっぽいですね。これ空気中で作動されたら大怪我しませんか?
どう喜んでたのか気になっています。ミオリネが喜ぶんですか? 想像できないんですが。
ベルに言ってるから社交辞令なのかなこれ。なるほど。
地味に「デリングの娘」って言ってるのが婚約破棄を醸し出してて、すごいセリフですねこれ。

スレッタ「ずっと隣にいたいって」
スレッタ「今度は私から言わなくちゃって」
スレッタ「一緒に指輪買って、式も挙げて」
スレッタ「2人とも最高のドレス着て」
スレッタ「だから…、だから、私を選んでください」
指輪と式のあたりでミオリネのボタン押す指が震えて一瞬躊躇うの細かいですね。
それで、11話からずっとスレッタが結婚を想定して接して来ていたと理解させられるミオリネ、辛いでしょうね。
私を選んでください、でボタン押すくだりは、たしかにミオリネはスレッタを選んでるんですよね。そこに自分がいないだけで。
さらっとミオリネから告白されていることをバラしてるのも感慨深いですね。一般生徒はそこまでして(させて)おいてこんな振り方するのか…こわ、とか思いそうですが。

しかし、これ負け決闘じゃなかったら、誕生日に全校中継で公開プロポーズされてるわけですよね、スレッタめちゃくちゃミオリネのこと好きじゃないですか?
さすが全校集会で本人に内緒で日本周遊写真をど真ん中に展示するだけありますね。アピールすごいな。
あと全校生徒に対する牽制になりますね、プラントクエタ襲撃が起きてなかったらシャディクのダメージすごそう。
ギャグ時空で見たい…。

ミオリネ「あんたに負けてほしかったからよ」
この辺の会話、地球寮メンバーが聞いているみたいですが、音声回線以外をシャットダウンしたんですかね。
ちゃんとミオリネのせいでスレッタが負けたことや、ヘイトが自分に向かうように振ったことが全校生徒に伝わる配慮してるんですね。スレッタのために。

ミオリネ「最初に言ったでしょ、これは取引だって」
ミオリネ「あんたは、いい弾除けになってくれたわ」
魔女ラジで Lynnさんがつらくて最後のセリフを言うのが大変だったというようなこと言っていたと思いますが、大変そうですね。
目が死んでて好きです。ちゃんと受け取れるようにクールさん投げてくるし。(壊さないだけ優しい)

しかし、この二人が結婚したら他の生徒はどうやって関係修復したのかまるでわからんのでは…。

【水星の魔女】スレミオは本編中どこまで関係が進んだのか18話-24話(最終回)へつづく。