スマホ(iPhone)とパソコン(Windows)とコマンドライン(黒い画面で文字だけのパソコン)は実際どれぐらい操作方法が違うのか

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概要

CentOS6.9(コマンドライン)とWindows7(パソコン)とiOS10(スマホ/iPhone)の話。
昔これらがどれぐらい違うのかよくわかってなかったので、映画とかのスーパーハッカーが黒い画面にカタカタ文字打ってるのを見てよほどすごいことをやってるに違いないと思っていたことを思い出して、この機会にちょっと並べてみました。
長門とかWindowsのコマンドプロンプト開いて結局なにやってたんやろな…。
思いついたらまた追記します。

使いはじめかたが違う

iOSだと

スマホの電源をいれるとパスワード入力画面が出てくるのでソフトウェアキーボードでパスワードを入力するとログインできる

Windowsだと

パソコンを起動するとモニターにアカウント名とログインボタンが出てくるので、キーボードを使ってパスワードを入力してログインする

CentOSだと

パソコンを起動するとGUIがついてることもある
なければ黒い画面にアカウント名とパスワードを打ってログインする
あるいは、モニターのついた別のパソコンからtelnetなどのソフトウェアを使ってSSHという接続方法で、モニターのついていないパソコンに接続して、キーボードを使ってログインユーザー名とパスワードを入力してログインする

ソフトウェアのインストール方法が違う

iOSだと

App Storeで好きなアプリを検索してインストールボタンを押すとインストールできる
がんばればインターネット上から信頼できるソフトウェアを探して設定から許可すれば開発者登録してある野良アプリでもインストールできなくもない

Windowsだと

インターネット上からインストールできるファイルを探してきて.exeファイルとかの実行ファイルをクリックすると自動的にインストールされる
.zipファイルに実行ファイルが入っているので解凍して(最近はダブルクリックで開ける)そのまま使うこともある
がんばればVisual Studioなどの開発ソフトを使ってコンパイルしてソフトウェアを動かせる

CentOSだと

yumという文字(コマンド)つかってインストールする、コマンドはキーボードで打つ
下記のように打つと打ったソフトウェアがインストールされる。うまくインストールできないこともある

# yum install ソフトウェア名

rpm installというコマンドを使ってもインストールできる

# rpm install ソフトウェア名

ソースをダウンロード、コンパイルしてもインストールできる

# wget ソースファイルURL
# .make
# make install

.zipファイルに実行ファイルが入っているので解凍してそのまま使うこともある

# wget .zipファイルURL
# unzip

アンインストールの方法が違う

iOSだと

アイコンをずっと押してるとxボタンが出てくるのdそれをタップして削除する

Windowsだと

コントロールパネルをひらいて、インストールされているソフトウェア名をクリックして削除する
zipとかでもらってインストールしていないソフトウェアは右クリックして削除することもある

CentOSだと

yum removeというコマンドつかってアンインストールする
これはwindowsでいうコントロールパネルでの削除みたいなもの。
指定したソフトウェアが消えると使えなくなるものも(依存関係のあるもの)一緒に消してくれる。(ので注意が必要)
こういう文字をキーボードで打ったあとenterキーを押すと実行される

# yum remove ソフトウェア名

rpm -eというコマンドを使ってアンインストールする、これはそのソフトウェアだけ消してしまうので依存関係自動的に消えない

# rpm -e ソフトウェア名

データの削除の仕方が違う

iOSだと

どこかのリストにあるデータを長押しするとメニューが出て、削除を選択すると消せる

Windowsだと

マウスでデータのアイコンを右クリックするとメニューが出てくるので削除を選択すると消せる

CentOSだと

ファイルだけ消すときはrmコマンドを使って消す

# rm 消したいファイルパスとファイル名

フォルダ(centosだとディレクトリという)を消すときは -rf オプションを使わないとうまく消せない

# rm -rf 消したいディレクトリ

作業場所の移動の仕方が違う

iOSだと

画面を横になでてスワイプしたり、フォルダアイコンをタップすると移動できる

Windowsだと

フォルダアイコンをマウスでクリックするとその階層に移動できる

CentOSだと

cdコマンドを使う

# cd 移動したいパス

すぐ上の階層に移動したい

# cd ..

同じ階層にあるdirフォルダの中に移動したい

# cd dir

一番上の階層のvarディレクトリの中のwwwディレクトリの中のhtmlディレクトリに移動したい

# cd /var/www/html

アプリを使うとき

iOSだと

アプリアイコンをタップすると自動で開ける

Windowsだと

ソフトウェアの実行ファイルのアイコンをクリックすると自動で開ける

CentOSだと

そのソフトウェアを呼び出すときの名前がついているので、そのコマンドを書いてオプションを付けて実行する
phpというソフトウェアの バージョン情報を表示する

# php -v

サービスの中の httpd(サーバーソフトウェア)を 再起動する

# service httpd restert

呼び出す名前を使わずに実行ファイルのある場所を直接指定して実行することもある
これは上と同じ httpd(サーバーソフトウェア)を 再起動する という意味のコマンド

# /etc/init.d/httpd restart